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あやこです。
「みんな」って、誰?
みんな、と聞いたとたん、私は頭の中がボヤける気がするのです。
例えば学校や会社の朝礼などで大勢の顔を見て「皆さんおはようございます」、という場合は別として、私以外の誰か、不特定多数を表すときの「みんな」は、時にもの事を曖昧にさせてしまう不思議な力があります。
人間は、ひとり一人それぞれの人格があって、考え方もちがいます。生まれてから今まで完全に同じ考えの人はいないように、まさに十人十色の世界です。ゲームで例えるなら、マリオカートでキャラを選ぶ時、誰かがクッパを選んだら、もう他の誰もクッパにはなれないのと同じ感覚。これが他の人も全員クッパになってしまったら何だかつまらない(混乱?)ですよね。
だから自分以外の人をひと括りにして「みんな」とするのは少し乱暴かなと思うのです。大きな「みんな」を分解して、それぞれが唯一の人間だと捉えると、自然と肩の荷が降りる気持ちになります。なぜなら、無意識に「みんな」という自分以外の全員を自分とは分かり合えない「敵」にしてしまっているから。
本当は、同じ誕生月でも、同じ出身でも、同じ苗字でも、それぞれがほかと違った替えのきかない存在。みんなを外してみると、そんな当たり前のことに気づかされます。
「みんな」というメガネを外してみると、もっと楽しい世界が見えてきます。
今日も素晴らしい一日を。